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実際収入が低い「教える仕事」

教える仕事をしている人に向けてのコラムを連載していきます。
この1話は成功系からの視点、2話は幸せ系からの視点で見てみようと思います。

実際。教える仕事の代表とも言える講師の給料は残念ながら低いです。

ここに注目して見ていきましょう。

公立高校の45歳教師の平均年収は740万円。
と考えると相当高いですね。

こちらのサイトによるとこのようになっているらしい。

簡単に調べたところでは、小中学校もあまり変わらないようです。
そう考えるとなんだ結構いいじゃないかと思うかもしれません。

が、学校教師は公務員です。
毎年、月あたり1万円の昇給があり、年をとって初めて金額が大きくなる。
それは上のグラフを見ても明らかです。

少なくとも成果を出した人が評価されるということではない。

そう考えると実力評価の世界ではなく、年数継続の世界。
昭和の大企業のような評価基準であることがわかります。

それで、そもそもこの年収レベルは世界的に何位なのか?

評価機関の違いもあるけども、

経済協力開発機構(OECD)加盟国の2011年の調査では12位。
(教員10年目の年収比較)

1.ルクセンブルク 82,736ドル(現時点のレートで877万円)
2.スイス 59,445ドル
3.カナダ 53,631ドル
4.アイルランド 49,060ドル
5.デンマーク 48,616ドル
6.オーストラリア 48,522ドル
7.オランダ 44,951ドル
8.アメリカ 43,747ドル
9.ニュージーランド 41,755ドル
10.韓国 41,373ドル

「平均最高年収額」だと日本は7位ということらしい。

INSIDER MONKEYというサイトの調査では15位。(英語の元サイト
何年のデータなのか見きれなかったけども教員年数15年の平均年収ランキング。

1.ルクセンブルク 97,808ドル(現時点のレートで1037万円)
2.スイス 68,849ドル
3.ドイツ 64,289ドル
4.オランダ 59,894ドル
5.カナダ 56,422ドル
6.アイルランド 54,954ドル
7.デンマーク 53,000ドル
8.ベルギー 49,185ドル
9.オーストラリア 48,937ドル
10.韓国 48,181ドル

この金額をどのように捉えるか?ということもあるけども
世界10位の金額がこれでは高いとは言い切れない。

経済効果という考え方はやっぱりあって
どんなに意欲的な人がいるのだとしてもやはり
儲からない仕事にいい人材がやってくるということはない。

儲かる仕事にもお金とは別のところで意欲的な人はいるし
人が集まるということは競争や協力が生まれやすく
個人の資質が上がる土壌があると言える。

お金があるところに人は集まる。
モノを教える仕事というのはスタートラインでかなり負けている。

ならどうすればいいのか?
儲かる仕事にしていくしかない。少なくとも、

実力を発揮できる人は儲けていく算段を持つ

ということになる。

これが可能になれば、その姿を見てやってみようと意欲が湧く人も出る。
教えることに興味がなくても、お金を入口にして
「その道でどうやってやり抜いていけるか?」と考える人も出る。

先日ある「教える仕事」をしている人のブログを読んでいて思った。

その人のブログには、パーティーだったのか
その仕事をしている人で集まりこんなことを話したと書かれていた。

集まっている皆さんは「ちゃんと」している人で
その皆さんの会話は、教え方のどこが素晴らしいか。
教えるときに大事なことはこういうことだよね。
そんなことが少し書かれていたし、垣間見えた。

教える仕事をしている人はその分野の内容にコミットする。
いつもそのことを考えている。
逆にいうとお金のことを考えていない。

だから、それを評価できる人が同じように考えている人だけになる。
評価の内容は、専門分野の内容になる。

これは本当に素晴らしい内容を提供しているなら
とても残念なことだ・・・と本人たちが気がつかないのが無念だ。

経済的に求められる分野では、
成果が他人から評価されるかどうか?を問題にする。
教える仕事では教える仕事をしている人同士が評価し合う。
あるいはお客の優勝的な「良かった」などの声を糧にしている。

これでは伸びようがない。

どの世界にも半端者がいるから、本当に評価される人はされなくなり
半端者が問題を起こしたときにそれが取り上げられるようになる。

そういうしくみが徐々に作られている。今も。

全てがお金と関連づいているわけではないにしても
収入を上げていくことが可能になるだけでこんな問題の大半は解決する。

収入を上げることだけがうまく中身が空っぽの人が出てくるかもしれない。
「セミナー業界」では残念ながらほとんどそういう人が占めている。
だが人は集まる。

多くの人が興味を持ち、やっていこうと思わない世界に人材は来ない。
人材が来なければ内容にコミットするしかなくなる。
良識のあるこの姿勢が実際にはその仕事や業界に悪循環を生んでいる。

世界の教師の平均年収を出してみたが、
実際講師やインストラクターの給料は低い。
独立している人であればなおさらだ。

最低でも年収600万ぐらい稼げるような仕事にしたい。

お金を稼ぐ。

言ってみればこれは当たり前のことで、当たり前のことができていない。
教える仕事という責任があり、誰に取っても重要なことをしている人だからこそ
自分がその内容に見合った対価をきちんと手にしているか考えることだし、
その金額を上げていく努力をすることだと思う。

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